信楽焼のたぬきさん
2025/08/27
お庭のあるお宅に遺品整理にお伺いするとかなりの確率でお会いする狸の置物 たぬきは、「た(他)」・「ぬき(抜く)」つまり、「他を抜く」という意味に通じるため、 商売繁盛の縁起物として、昔から店先に置かれるようになりました。 さらに、信楽焼のたぬきの置物は、「八相縁起(はっそうえんぎ)」と呼ばれる、8つの縁起を表しています。 大きな笹:思いがけない災難から身を守るため、普段から準備 大きな目:周囲を見渡し気を配ることで正しい判断ができるように 顔:常に笑顔でお互い愛想よくいることで商売繁盛に繋がる 徳利:飲食には困らず(商売がうまくいく)人徳をもてるように努める 通い帳:信用が第一 大きなお腹:冷静さと大胆さを持ち合わせよう 大きな金袋:お金を自由自在に使えるほどの金運に恵まれる 太いしっぽ:何事もしっかりした終わりを迎えることが真の幸福 このように、日ごろから心がけたい教えがたぬきの置物全体から提示されるそうなので 今後お会いした際には、日ごろから心がけたい教えを思い出し精進していきたいと思います。 |